だれかやらないの?

イギリスのメディアのトップニュースは、日本の震災からリビアに移行してきました。
福島の原発に関しては、依然として深刻だけど、いい方向に向かっている、という論調です。

ところで、ドイツのシュピーゲルという新聞のホームページに、日本の放射性物質の飛散予測が掲載されています。
http://www.spiegel.de/images/image-192707-galleryV9-mpcq.gif
あくまで予想ですが、こういう風に飛散するんだ、というイメージはつかめます。

それから、Science誌のScienceInsiderなる欄に、”Radiation Plume Modelers Chafe at Scarcity of Data”(放射性の微粒子の計算モデルに関する研究者がデータの不足にイライラしている)という記事が載っています。
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/03/radiation-plume-modelers-chafe.html?ref=hp
放射性物質の飛散状況を予測する計算をしているオーストリアの研究者が、原発からどのくらい放射性物質が漏れ出したかのデータがなくて困っている、という内容で、風などの気まぐれもあって予想は不確定要素が大きいということも書いてあります。

そういえば、日本は地球温暖化に関する大気循環の計算モデルなどで世界的に貢献しているというのをどこかで聞いたことがあるし、天気予報だって発達しているように思うのですが、放射性物質の飛散予測はやってもらえないのでしょうか?はたから見るほど両者に共通点があるわけではないのでしょうか。

不確定要素が大きくて、しかもパニックになるかもしれないという見方もできると思いますが、私はやるべきだと思います。はずれることがあったとしても、予想は必ず役に立つと思うのですが・・・

Scienceが取り上げなかっただけで、実は今急ピッチで進めていると期待したいです。当事国は日本なのに、記事に取り上げられた研究者がオーストリア、記事にしたのがアメリカ、最後にコメントしているのがイタリア、では、ちょっと悲しいです。

ちなみに、以下のページに日本各地の放射線量のデータが載っています。
http://www.rdtn.org/
おそらく、一般の方の計測データも多く含まれていますが、これだけデータがそろうというのは有益じゃないですかね。
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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