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過失致死罪って・・・[一般向け]

尖閣のビデオを流した人が逮捕されましたね。

私にはなんであれが国家機密なのかが分かりませんでしたが。

あそこまでされても、海上保安庁側は追いかけて「止まりなさーい」と言うくらいなんだ、とか、いろいろ知ることがあってよかったと思いますけど。

どうやってあの漁船を止めたのかが不思議です。ぜひ説明を。願わくば画像付きで知りたいものです。

では、本題です。


今日は、日経サイエンス2010年11月号p. 26から。以下、タイトルと一部分のみ引用します。

*********************************
足元グラグラ  
  地震予知は念力による地震誘発と同じく不可能

S. マースキー


一方、「できなくても(何かはしたのに)非難される」という気の毒な立場にあるのはイタリアの科学者たちだ。彼らはまともな地震学者と火山学者、物理学者、工学者で、2009年4月6日にイタリアのラクイラ市で発生して死者300人以上、負傷者1600人を出したマグニチュード6.3の地震を決定的に予測できなかったかどで、過失致死罪で起訴されようとしている。いまのところ地震発生リスクは大まかな確率でしか評価できないのに(最先端の瞑想技術でも予知は不可能だろう)、これらの科学者たちは法廷で裁かれる恐れに直面している。
*********************************

にわかには信じられない話です。ほんとに信じていいんでしょうか?文化の違いと片付ければよいのでしょうか?

お医者さんは儲かるんだろうけど、特に産婦人科などは訴えられるリスクもあって大変なんだろうなあと思い、それに比べれば一介の研究者は気楽だよなあと思っていたのですが。地震予知ができないから過失致死罪って。しかも、一応先進国ですし。

地震予知が難しいのは、日本の緊急地震速報をみれば想像がつきます。どう考えても、地震予知の進歩ではなく、情報通信の進歩によるところが大きいです。結局現在でも、縦波(P波)と横波(S波)の伝搬速度の違いくらいでしか分からないんですから。

地震に限らず、地球のことは宇宙よりも分からないと言っている人もいました。イタリアの科学者たちの姿勢はやはり慎重だったようです。起訴されそうな科学者にはとても同情します。

イタリアの(たぶん世界中の)一般の方々からすれば、何を言っているのかさっぱりわからないことに関する研究は進歩するのに、なんでこんなに身近な地震のことが分からないんだ?と思われるのでしょうか。でも、そんなもんじゃないですかねえ。むしろ、日常的なものの方がすごく複雑で、科学の進歩によってより単純なシステムが作れるようになって分かるようになってきた、なんて話の方が多い気がします。

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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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