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植物中で量子もつれ

うちの近くのデパートで、「私がクマにキレた理由」DVD上映会が行われるのだそうです。

非常に気になりますが、本題です。

今日は日経サイエンスの2009年11月号p.15から。「葉緑素の量子パワー」というタイトルの記事です。リンク先に全文記載されています。

さて、簡単に言ってしまえば、植物は光合成で得たエネルギーを反応中心と呼ばれる重要な分子に効率的に輸送するために、「量子もつれ」を使っているようだ、ということです。しかし、正直私には、具体的に何が行われているのか、この記事からはさっぱりわかりません。まあ、とにかく植物の中で量子もつれ状態があるんだということです。

さて、ここまで「量子もつれってなに?」ということに何も触れてこなかったですが、物理のなかで最近非常にホットな分野の一つ「量子情報処理」などに欠かすことができないものです。ネットで検索すればおそらくいっぱい出てきます。(ただし、「量子もつれ」よりも「エンタングルメント」で検索した方が数多く引っかかると思います)。この記事を読むと何だか分からないうちに納得してしまう方も多いと思いますが、実は「量子もつれ」について何も説明していません。サイエンスライターの凄さを実感してしまいました。

だまされた(?)まま、「量子もつれ」の意味はおいておきましょう。物理の実験で人工的に量子もつれ状態を作るのはかなり大変です。例えば、光子(光の粒)の場合、一つの光子からエネルギーが半分ずつの「双子の光子」なるものを生成して量子もつれ状態を作ります。そのほか、真空中に捕獲されたイオン原子を使う、冷凍庫なんかよりはるかに低い温度で動作する超伝導体を使う、半導体の中に形成したナノメートルサイズの構造によってできる半導体量子ドットをつかうなど、先端の科学技術によるものばかりなんです。しかも、寿命が短い場合も多いようです。こんな面倒くさくて壊れやすい状態が、植物の中に存在するというのは驚きです。

さて、「量子もつれ」の意味ですが、放りっぱなしにするわけにもいかないでしょう。これ、私も少しかじりましたが、量子力学になじみのない一般の人に説明するのは、とても難しいです。でも、なんとか次回トライしてみようと思います。すでに分かっている方、およびウィキペディアで分かってしまう方は次回は読んでも仕方がないでしょう。でも、もし読んだら、「何言ってるんだ、バーカ」って笑えるかもしれません。

それにしても、量子もつれに触れずに量子もつれの記事を書くとは...サイエンスライター恐るべし。

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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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