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殆ど見ない周期律表の下の方

前回から間が空いてしまってすみません。

さて、私が書いた論文が他のどんな論文の参考文献になっているんだろうと思って、昨日調べてみたら、

インドのクマー(Kumar)さんという方の論文で参照されておりました。

こんなところでもクマと繋がっていることを喜びつつ、本題です。


今日は117番目の元素が見つかったというニュースを。

とりあえず周期律表を見ると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%9C%9F%E8%A1%A8
ずーと下の方にある元素ですが、ロシアとアメリカの共同で作りだしたのだそうです。

見つかったばかりですし、正直、なんの役に立つのか分かりません。周期律表の上の方は高校の頃20番くらいまで覚えさせられた記憶があるし、19-36番の列はカルシウム、鉄、銅、ニッケル、ガリウム、ヒ素など、重要な元素が目白押しですが、一番下の87-118の列だと、ウランやプルトニウムなど放射性元素としてよく知られたものもありますが、ほとんど聞いたことないようなものばかりです。

しかし、それでも何が出てくるか分からないだろうし、宝探しみたいなものなんでしょう。地味といえば地味ですが、人工で元素を作りだすわけですから、結構大掛かりな実験のようにも見えます。原子番号97のバークリウムに、その原子核と融合できる高いエネルギーを持ったカルシウム48イオンのビームを照射するのだそうです(パリティ、Vol. 25 No.07, p. 41より)。論文の著者も33人にのぼっています(http://prl.aps.org/abstract/PRL/v104/i14/e142502、そんなことぐらいでしか実験規模を判断できなくてすみません)。

また、この元素とは関係ないですが、マイナーな元素でも、誰が調べたのか知らないが意外とその特性(原子量や融点、沸点や毒性のほかにも、エネルギー準位などの内部構造も含めて)が調べられています。私も、たまに普段扱っていない元素を調べることがありますが、大体調べられています。ほんと、どこの誰がやっているんだろうと思うことがあります。

でも実際、意外なものが意外な用途で使われることがあります(やってる人からすると全く意外でもないんでしょうけど)。私の知っているところでは、研究レベルではありますが、原子番号70のイッテルビウムという元素が時計に使われています(http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20090729/nr20090729.html)。他にも用途があるようですが、なかなか素人にはどんな元素が役に立つのかの判断なんて、難しいものです。

ちなみに、こんな事思うのは時代遅れかもしれませんが、ロシアとアメリカが共同研究する時代なんですねえ。アメリカの大学で政府から資金をもらいながら研究するロシア人もいるでしょうから、いちいち驚く程でもないんでしょうが‥。良い成果が出てよかったです。

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テーマ : 自然科学
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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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