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たくさん書くと評価が下がる?

昨日はN響のコンサートを聞きに行ったのですが、会場のそばに「サムライブルーパーク」というサッカー日本代表を応援するイベント会場がありました。

日本のユニホームを着た巨大な坂本龍馬像が立っておりました。

テレビで見たことがあったかと思いますが、実物を見ると、異様というか、奇妙というか…

これで3連敗したらほんとに虚しいだろうなあと思いつつ、本題です。



今日は最近論文を書いていて、ふと思った事を。

皆さんは数十ページに渡る大論文と3-4ページの短い論文と、どちらが高く評価されると思いますか?

「内容による」と言ってしまえば本当にその通りなんですけどね。概ね、短い方が評価が高いと言ってよろしいかと思います。大別すると、論文は、ページ制限のないregular paperと呼ばれるものと、3ページか4ページの制限のあるletterと呼ばれるものに分けられます。そして、近年では、「インパクトファクター」と呼ばれる論文誌のランクの指標があります。大雑把に言えば、その論文誌に載っている論文一本が、一定期間に何回他の論文に引用されたかを表したものです。このインパクトファクターが、letter論文を専門に載せる論文誌の方が概ね高いのです。

http://www.tkm.uni-karlsruhe.de/~rachel/impact.shtmlに物理関連の論文誌のインパクトファクターがリストされています。例えば、物理の最高峰誌と言える"Physical Review Letters"は7くらいなのに、同じ系列でregular paperを集めた"Physcal Review A-E"は平均で3くらいです。まあ、AからEまで分野を分けて掲載しているPhyscal Review A-Eより、物理全分野をカバーするPhysical Review Lettersの方が価値が高いのは当たり前ではありますけど、それなら、物理全分野からセレクトされたregular paperを載せる論文誌があったって良さそうなものです。その他、インパクトファクターが25を超えるNatureやScienceに投稿で掲載される論文はほとんどletterです。"Reviews of Modern Physics"のインパクトファクターは高いですが、総説なので、いわゆる新しい研究成果を載せる論文というのとは違います。

letterは速報性が重要なので、letter誌の価値が高いと判断されるのは妥当といえば妥当です。でも、限られたページの中で論じるのが難しい内容を無理に縮めてletterで発表している論文がこのところ多いような気が何となくします。そういう論文をどこまで理解できるかは読み手の能力によるでしょうけど、私なんぞが読むと、「なんだか良く分からないけど、結果としてこうなった」位にしか分からないんですよね。速報性が重要なんだからそれでいいんだと言われればそれまでですが、「重要な成果ほどletterに載るから、細かいところはよく分からない」では、あまり為になってない気がするのですが。

ちなみに、私が最近書いた論文はregular paperなのですが、長文を書いた苦労が評価指標に反映されないというのは、まあ気にしなきゃいいんですけど、何となく腑に落ちないですね。もっとも、あの論文が4ページでまとまったとして、Physical Review Lettersに掲載されるかと考えると、内容的に厳しいと思うんですけどね。研究業界にいる読者の方からは、そういう成果を出してから言えと言われそうですが。

なんだかよく分からない、グダグダな感じになってしまいましたが、
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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http://lemeshko.blogspot.com/2010/06/pumping-journal-impact-factor.html
インパクトファクターについて興味深い記事です。

Re: タイトルなし

> http://lemeshko.blogspot.com/2010/06/pumping-journal-impact-factor.html
> インパクトファクターについて興味深い記事です。

面白い情報ありがとうございます。エディターが自分の論文誌を引用するように「勧める」とは‥。私はここまで露骨なのに出くわしたことはないですが、投稿先の論文誌の論文を少しは引用するように気を使うこともあります。「大した効果も無いだろうけど‥」と思ってましたが、意外と重要だったのかもと思うと、「よかったよかった」と思う反面、なんか腑に落ちないです。
プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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