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どっちが正しいの?

ティーパックの小袋を開けたら、何も入っていませんでした。

イギリス製の紅茶ですが、そんなもんなんでしょうか。

こういうのを引き当てるのが私らしいなあと思いつつ、本題です。

今日は日本物理学会誌Vol. 65, No.04, 2010, pp.260-269から。

地球温暖化について物理学会誌の中で論争になったらしく、今回、肯定派の方と懐疑派の方の解説を両方掲載することになったようです。肯定派の阿部修治氏の解説のタイトルは

「地球温暖化の科学-遅れてきた懐疑論の虚妄と罪」

一方で懐疑派の槌田敦氏の解説のタイトルは

「原因は気温高、CO2濃度増は結果」

特に阿部氏の方はタイトルからして強烈ですが、読んでみると両者の対立のすさまじさがヒシヒシと伝わってまいります。で、肝心の内容について私がどう思うかと言うと、結局のところよく分からないです(すみません)。本来数百年かそれ以上の期間で変動しているはずの量のここ数十年からせいぜい百年の変化をうんぬんしようとすることに無理がある気がします。なんか、測定データのノイズが上にいくか下に行くかを予想しているように感じます。

以下、必ずしも内容と関係ないかもしれませんが、思ったことをツラツラと書いてみます。

・専門はナノ電子物性?

槌田氏の名前は割と聞くのですが、阿部氏を知らなかったのでググッてみたら、個人のホームページが見つかりました。
http://staff.aist.go.jp/s.abe/index_j.html
どうやらナノスケールでの物性がご専門のようです。同姓同名の別人かと思いましたが、そうでもないようです。一方、槌田氏の専門は熱物理学とエントロピー経済学(?)だそうです。熱物理学が専門の方が地球温暖化に物申すのは分からなくもないですが、ナノ物性はあまりにもかけ離れている気がします。堂々と物理学会誌に投稿できるわけですから、とても博学な方なのでしょう。

・悪口雑言が酷過ぎる

阿部氏はタイトルで「罪」とまで言ってますからねえ。本文を見ると、まあ、悪口雑言のオンパレードです。「ここに科学的論争はない。あえて言えば科学と虚妄の対立である。」などなど。もう少し淡々と書いた方が、読む方からすると説得力を感じると思うんですが。

・それは一方的では

槌田氏いわく、「現代社会に受け入れられ、国際政治に使われている通説は間違っていたのであるから、これに気づいた科学者には、これを改めるために努力をする社会的責任が生じたことになる」
35年間の気温と大気中CO2濃度のデータを分析には多大な努力を払われたと思いますが、さすがにこのグラフを見せられただけで読者の社会的な責任まで言及するのはあまりに一方的かと思います。

細かいことはキリがないのでこのへんで。

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テーマ : 自然科学
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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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