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400年に及ぶ長期データ

トイレットペーパーを買いに行ったら、398円のエリエールと358円のエルフォーレという、パッケージの文字や図柄がとても良く似た銘柄がありました。とりあえず1個ずつ買って比べてみるかと考えました。

レジに持っていくと、エリエールをピッとやって数量2を入力し、
「796円です」

ってコラー--!!

エルフォーレをピッとやってたら僕はどうしただろうと考えつつ、本題です。

今日は雑誌パリティ、Vol. 25 N0.01 2010-01, pp. 50-52から、「太陽黒点活動は回復するか?(草野完也)」について。

太陽表面にシミのように現れる黒点は、400年前にガリレオやハリオットらによって発見されて以来、最も重要な天体観測の対象であり続けているそうです。この黒点は常に決まった場所に現れるわけではなく、日々できたり消えたりしますが、約11年の周期で増減を繰り返しているようです。現在は黒点の数が少ない時期(極小期)で、もうそろそろ増えてくるはずなのに、どうもそうなってないとのことです。

「だから何?」とでも言いたくなるようなニュースですが、中身を読んでいくと、昔から科学者たちがいかに真剣に黒点を研究してきたかが分かります。適当にピックアップして以下に列挙しておきます。

・初めて観測された400年前から現在にいたるまで、黒点数のデータが取り続けられている。

・樹木に蓄えられた放射性炭素の量と年輪から、観測開始前の黒点数を見積もっている。

・科学者がどうして黒点ができて数が周期的に変動するのかを考えるのは当然としても、前の周期での状況から次の周期の黒点数を予測する方法が割と最近(2005年)提案されるなど、次期太陽活動を予測する試みが行われている。

・米国海洋大気圏局(NOAA)の宇宙天気予測センターでは、幅広い分野の専門家からなる「第24太陽周期予測パネル」を組織し、次期周期の予測を試みている。2009年5月に「極大期2013年5月,黒点数90」との見解を発表している。

・日本では2006年に新しい太陽観測衛星「ひので」が打ち上げられ、黒点や太陽極域の微細な磁場などを世界最高の精度で観測している。


黒点活動は太陽風や地磁気変動に関係するので電子機器にも影響するということは耳にしますから、実社会にとっても重要なのでしょう。さらに、かつての寒冷な時期が黒点活動が極端に低かった時期に一致するそうで、地球環境と黒点の関係にも注目が集まっているそうです。ちなみに、20世紀は実は特異的に黒点活動が活発な時期にあったのかもしれないとのことです。そして、次の周期では、過去100年で最低の水準になると予測されているそうです。

地球温暖化否定論として、20世紀後半の温暖化は太陽の黒点活動が活発だったからで、人間が排出した温室効果ガスによるものではないという主張を耳にします。今回取り上げた記事は別にこうした主張を支持しているわけではないですが、黒点の研究には長い歴史と膨大なデータがあることが改めてよく分かりました。

一方で、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によって、地球全体の温室効果ガスの濃度分布の観測がスタートしたそうです。こうしてみると、温室効果ガスと地球温暖化の関係についてもまだまだ分かってないことがたくさんあるんだと感じます。地球温暖化の話は今や政治経済が絡んでしまうのでややこしいですが、実態が科学の様々な方面から解明されることに期待しております。

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テーマ : 自然科学
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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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