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量子物理学の発見 その3 LHC大爆発

晩ごはんが鍋だということで、スーパーに買い物に出かけたら、白菜とネギが両方売り切れていました。
手も足も出ません。
妻には「緊急事態です!」と通報しました。





さて、本題です。
今回は「量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語 (レオン・レーダーマン、クリストファー・ヒル 著、 青木薫 訳)」の「第1章 宇宙の始まりを探る旅」より。欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で、2008年に起きた爆発事故についてです。

磁石から磁石へと電流を流していた導線のはんだ接合が溶けて外れたのだそうです。導線が切れたくらいで爆発事故って何故に?と思いたくもなりますが、要は世界最大のコイルを使っていますから、急に電流が途切れると電磁誘導で飛んでもない電圧がかかるんですね。2 km離れたところにあった鉄製の扉が、蝶番からちぎれ飛んだそうです。6トンの極低温の液体ヘリウムがLHCトンネル内に流れ出したそうです。恐ろしい実験ですこと。しかし、物損はとんでもなかったですが、怪我をした人は一人もいなかったそうです。安全管理がしっかりされていたということなんでしょうね。

この事故から四年もしないうちに、ヒッグス粒子発見に至ったそうです。私がこの4年間にやってきたことを思い起こすと・・・。いやはや、すごい復旧です。最近の安全管理のうるささからすると、再開の許可を得るのに5年くらいかかりそうなものですけど(そもそも永久にこの実験禁止と言われそう)。ヨーロッパは違うんですかね。

それにしても、この著者の描き方が、「こんな苦難にも負けずに達成したんだ。すごいだろ。」って感じで、まあポジティブですな。「申し訳ありませんでした」みたいな感じがないですもの。事故の描き方も、例えばこんな感じです。引用します。(「第1章 宇宙の始まりを探る旅」「LHC、大爆発」より)
「LHCでは、人間が作り出したその稲妻が、あたかも北欧神話の主神ウォータン(オーディン)の笏から放たれた巨大な雷のように、周囲の磁石を吹き飛ばし、磁石を低温にして超伝導状態に保つための液体ヘリウムを満たしたクライオスタットを突き抜けた。」

私もかなりポジティブな方だと思いますが、ここまでの自信はないですな。

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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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