スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小さいけれど不思議なマント

鶏のから揚げにこれまで3度挑戦してみました。

どんどんダメになっていきます。

最後のなんて、「鶏のジメ揚げ」になってしまいました。箸についたまま持ち上がるし。衣は歯に絡みつくし。

自らのセンスのなさに打ちひしがれつつ、本題です。


今日は、パリティ Vol. 26, No. 11, 2011, pp. 13 – 19より。以下、題名と要旨のみ引用します。

*******************
メタマテリアルを用いて光の空間を曲げる

マーチン・ウェゲナー、ステファン・リンデン (北野正雄 訳)

物質の各部分の電気的、磁気的性質を制御することにより、光の進む方向を自在に操る研究が進んでおり、それを利用した革新的な光素子が考え出されている。
********************

私にとっては聞いたことはあるけど、どういうものなのかよくわかっていなかったメタマテリアルのお話です。

ウィキペディアによれば、メタマテリアルとは「光を含む電磁波に対して、自然界の物質には無い振る舞いをする人工物質のこと」とのことですが、この記事によればどうも「電磁波の電場と磁場成分を独立に制御できる」ことが重要らしい、ということが分かりました。普通は、電磁波の電場成分しか直接的に操作できないそうです。確かに、電磁波をお勉強するとき、電場についてはよく考えるけど、磁場の方は電場が決まれば決まるような、付け合せみたいな感じだとは思っていました。

電場と磁場を独立にうまく制御してあげると、たとえば普通は空間をまっすぐに飛ぶはずの光の進行方向をグニャッと曲げることができるそうです。うまく使うと、透明マント(これをかぶせるとあたかもそこに何もないかのように見えてしまうもの)ができるそうな。

ただし、電磁波の波長が小さくなると、メタマテリアルの構造も小さくする必要があるので、1ミクロン以下の微細加工技術が必要になるそうです。また、光領域では金属の性質がかわってしまったりするなど、いろいろと厄介なこともあるようです。それでも、10 ミクロン程度の大きさで波長1.5 ~3.0ミクロンの範囲であれば、透明マントはすでに実現しているようです。我々の目で見える波長が0.4~0.7 ミクロン位ですから、「おしい」といったところでしょうか。

大学で電磁波の勉強をしていて、「電場ばっかりだけど磁場はどうなったの?」と思った人は私だけではないと思いますが、これを掘り下げるとこんなネタになるんですねえ。疑問の方向は間違ってなかったのでしょうか。とはいえ、そこで終わっているようではいけないということでしょうかね。

気に入っていただけたら1クリックを
にほんブログ村 科学ブログへ

スポンサーサイト

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
気に入っていただけたら1クリックを
人気ブログランキングへ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。