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地震のさなかに

サッカーのバラック選手がドイツ代表を引退するそうです。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/bundesliga/?1308228191
自分で身を引いたのではなく、監督にいらないと言われた形です。もう34歳だし、ある程度仕方ないかもしれないけど、代表でももう少し見たかったなあ。

日本に来ないかなあ。このところJリーグに大物外国人が少ないし、ミュンヘンで買ったバラックのユニフォーム来て見に行くんだけどなあ。

まったくオチのない願望を書いてしまいましたが、本題です。


今日は以下のニュースから。引用します。
http://mainichi.jp/select/science/news/20110615dde001040070000c.html

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ニュートリノ:高エネ研、変化検出 世界初「電子型」兆候

素粒子の一つ「ニュートリノ」に質量がある証しとなる3種類の「ニュートリノ振動」の一つで、唯一見つかっていない振動の兆候を、高エネルギー加速器研究機構(茨城県)などの国際チームが世界で初めてとらえた。15日、発表した。宇宙が現在の姿に進化した仕組みの解明に役立つ成果という。
 ニュートリノには電子型、ミュー型、タウ型の3種類あり、それぞれが「振動」という現象で別の型に変わる。ミュー型-電子型間の変化が見つかっていない。
 国際チームは、大強度陽子加速器施設「J-PARC」(茨城県)で、10年1月から東日本大震災で装置が停止する今年3月までの間、大量のミュー型のニュートリノをつくり、295キロ離れた東京大の観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県)で電子型の有無を調べた。
 スーパーカミオカンデは旧神岡鉱山にある水槽(直径、高さ各40メートル)で、ニュートリノが水中を走って生じる「チェレンコフ光」を検出する。電子型はミュー型と比べ飛行軌道が乱れ、光が散乱するので特定できる。
 その結果、スーパーカミオカンデでニュートリノ88個が検出され、このうち6個が電子型であることが分かった。データを統計的に処理するとミュー型が電子型になった確率は99・3%となった。
 ビッグバンという大爆発で宇宙が誕生した際、地球や私たちの体などを構成する物質と、物質と反対の電気を帯びた「反物質」が同量あったが、時間の経過とともに反物質が消滅し、現在にいたった。消滅の理由は、08年にノーベル賞を受賞した益川敏英、小林誠両博士の理論で説明されたが、すべては説明できなかった。物質と反物質の差を知るには、波が重なりあって起きる「干渉」を調べると解明できる可能性が指摘され、各国の研究機関がニュートリノ振動を発見しようと激しく競争している。
 素粒子物理学で確定と結論づけるには99・9%以上の確率が必要。同機構の小林隆教授は「今年末にJ-PARCを再稼働させ、その1年後には目標を達成できるのではないか」と話す。
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あの地震のさなかにこんな実験が行われていたんですねえ。この意義を熱弁できるほど詳しいことはわかりませんが、なぜこの世に物質が存在するかなど、本当に根源的な部分に関わる成果なのでしょう。いかにもすごそうな話です。

茨城から岐阜までニュートリノを飛ばして検出するわけですから、壮大な実験です。平常時でもトラブルはつきものでしょうから、震災をうけた後に復活させるのは大変でしょうけど、今年末には再稼働の予定なんですね。応援したいものです。

ミュー型が電子型になった確率は今のところ99.3%で、99.9%まで行けば「確定」だそうです。あとほんのちょっとのようですが、復活から1年ぐらいかかるのではと書いてある通り意外と先は長いかもしれません。この実験の事情はよく知りませんが、そんなもんだと思います。確率を上げるというのは結局のところ測定の精度を上げるということなのでしょう。一般的には測定回数の平方根に比例して精度が上がっていきますから、1回の測定の精度に比べて精度を10倍にしたければ測定回数は100回、20倍にするには400回、30倍にするには900回…100倍にしたければ10000回となります。すなわち、測定回数が多くなっていくと、精度が上がりづらくなってくるわけです。

ちなみに、なんで100%じゃないの?と思う方がいるかも知れませんが、「100%正しい」というのは科学的にありえないはずです。測定というのは、必ずばらつきを持つものです。「100%」とか「0%」という数字が出てきたら、非科学的だと思ってもよいと思います。

ニュートリノで話を膨らませられなくて申し訳ないですが、
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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