どこも厳しい

イギリス滞在中のアパートはこちらの受け入れ研究者が手配してくれたのですが、その時のお話。

家主にコンタクトしたとき、最初のうちは空き部屋があるか分からないようなことを言っていたのに、

「どこの人?」
「日本人」

といったとたんにコロッと態度が変わり、

「ああ、空いてるよ。」って話になったそうです。

家主いわく「日本人は決して問題を起こさない」のだそうな。


さて、本題です。

今日はBBCのニュース”Physics cuts will damage UK competitiveness, MPs warn (物理学研究の予算カットはイギリスの競争力にダメージを与えるだろうと、国会議員たちが警告している)”について。
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-13381294

研究所でもそんな話をちらほら聞くし、ニュースを見てても医療関係などの予算カットの話がよく出てきます。イギリスの経済状況の話は詳しく知りませんが、おそらく昨年のメキシコ湾での原油流出事故(イギリスのBP社が担当)などが大きく響いていると思われます。

科学全般の平均で4年間にわたり14.5%、天文に関しては20%の削減とのこと。うーん、これは非常に厳しい。

国外から集まってきた研究者がまた出て行ってしまうというような懸念も書いてあります。英語圏だと、世界中から優秀な研究者をかき集められる半面、待遇が悪くなると出て行ってしまう可能性が高いわけですね。生粋の英国人研究者も英語のネイティブだから、アメリカやその他の国にポストがあれば、わりと簡単に移ってしまうのかもしれません。

翻って日本はというと、言語的には外から入ってきづらいし、外へ出て行きづらいのでしょう。大地震の影響で、しばらく厳しい予算カットが予想されますが、イギリスほど流出の懸念はないのでしょう。特に理由が天災であるだけに、予算が減ったからという理由で露骨に海外流出する研究者は少ないのではないでしょうか。しかし、この期に乗じて変な改悪を推し進めたり、理不尽な要求を研究者に突き付けだしたら、できる人からいなくなっていって、私のような者しか残らなくなるかもしれません。

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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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