スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

魚は意外と大丈夫?

クラシックのコンサートに行って、窓口でチケットを買おうとした時のこと。

窓口の人は、「Stravinsky(ストラビンスキー:作曲家)のですよね?」と尋ねたようなのですが、”Stravinsky”を一発で聞き取るのは私には難しい。

「ん?studentって言ってるのかな?学割でもあるんだろうか?もう結構いい年なのに、若く見えるのかな。」

“No, I’m not a student.”と言ったあとに、妙な空気が流れました。

英語がうまくなる前に、こういう空気に慣れてきてしまった・・・


さて、本題です。

今日はScience (Vol. 332 no. 6027 p. 292)に載っていた
“Fukushima Radiation Creates Unique Test of Marine Life's Hardiness”
(「福島の放射能は海洋生物の耐性についての類のないテストを可能にする」)
から。
http://www.sciencemag.org/content/332/6027/292.full?sid=c134fb29-01ef-4101-994b-96e5a8fd9728

以下、気になった部分を和訳してみます。(詳しくは原文を参照ください)

----------------------------
・放射能に関する地球化学者(?)であるWilliam Burnett氏(フロリダ州立大学)は、海洋汚染に対するリスクに対してのオーバーリアクションに対して警告している。「寿司を食べるな、というのはクレイジーだ」

・放射能の環境への影響を研究する機会であり、多くの国がこの機会を利用しようとしている。

・海洋生物に対する放射能の影響がほとんど分かっていない理由の一つは、海洋生物が放射能に対する高い耐性を有していることである。

・Bruno Fievet氏(フランスのIRSN)によれば、甲殻類や軟体動物の致死量は、人間の致死量に比べて何ケタも大きい。

・実験室でこうした海洋生物に放射能で危害を与えようとしたら、福島で観測されているのに比べてずっと高い放射能レベルが必要である。

・単純な構造と海水の塩分がそうした海洋生物を守っている。

・Fievet氏は、すぐに影響がないことが心配しなくてもいいという理由にはならない、と付け加える。

・植物プランクトンはプルトニウムを100万倍濃縮し、それを食べるより大きな生物はプルトニウムを消化できずに排せつし、海の底に沈んでいく。

・ほとんどの研究者は海が巨大であるために最終的には自浄するであろうと信じている。

・Nicholas Fisher氏(Stony Brook大学)いわく「漏らした量は、バケツに一滴垂らしたくらいなものである」

・核実験やチェルノブイリにおける研究から、セシウム137を蓄積した大きな魚は時間とともにそれを排せつすることが分かっている。

・人間が海に捨ててきた他の毒物に比べると、放射能漏れによる日本の魚に対する危険性はとても低い、と研究者は結論づけている。
-----------------------------------

私は今イギリスにおりますが、近い将来日本に帰ります。そのとき、いくら政府が大丈夫と言っても、なるべく汚染されていないものを食べたいというのが人情でしょう。ニュースなどをみると、海に放射能が大量に漏れているようなので、魚介類が一番危険そうな気がしておりました。しかし、この記事を読む限り、種類を選べば、むしろ魚介類の方が安全なのでしょう。研究が進んで、早く正しい情報が得られることを期待しております。
スポンサーサイト

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
気に入っていただけたら1クリックを
人気ブログランキングへ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。