プーさんの科学

先日のクラブワールドカップ、バルセロナ強かったですね。

ちなみに私、数カ月前にロンドンにいたときに、なぜかブラジル対スコットランドがロンドンで行われて、ネイマールとダニエウ・アウベスを生でみました。アーセナルにいたセスク・ファブレガスも生で見ました。

スコットランドのディフェンダーはネイマールに翻弄されてましたけど、さすがにバルサは別格ですかね。

と書いてみたものの、妻に「誰々を見たことがある」という話ほど面白く無い話はない、と一蹴されたところで、本題です。


今日は、一般のニュースでも流れている「ヒッグス粒子発見か?」といった話について。

とはいえ、素粒子の話は専門外な上に難しいので専門的なことは何も書きようがないのですが。

とりあえず、asahi.comのサイト
http://www.asahi.com/science/update/1213/TKY201112130615.html
以下、引用します。

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ヒッグス粒子「存在の兆候つかむ」 欧州研究機関が発表

欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、万物の質量の起源となったとされる「ヒッグス粒子」の探索結果を発表した。素粒子物理で「発見」と断定できる信頼度ではないが、「存在の兆候」をつかんだ。
 2チームが別々に観測した。いずれも水素原子130個ほどの質量の領域で形跡をつかみ、「発見」に近づく結果が得られた。素粒子物理の基準では存在する確率が99.9999%以上で「発見」と認定する。ATLASチームは98.9%、CMSチームは97.1%となり、データを増やせば「発見」となる可能性が高まった。
 ヒッグス粒子探索は、2008年から観測を開始したCERNの巨大粒子加速器LHCの第一目標。陽子と陽子を衝突させてヒッグス粒子ができるのは、1兆回に1回ほど。できてもすぐになくなるため、衝突で出る光や粒子を観測して、ヒッグス粒子の痕跡を探している。
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ヒッグス粒子についてはhttp://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/~asai/lhc2/Main_atlas.htmlで、ざっくりと解説してくれています。と、これで終わるのはあまりに忍びないので、内容と関係のない方向へ展開することにします。

2チームが97%以上の確率で正しいと言っています。じゃあ、間違いなかろうと思うし、認定基準の99.9999%以上というのはあまりに厳しすぎるようにも思います。こんな厳しい認定基準を満たすために実験データを増やさなければいけないから、発見できそうでできていない期間が長く続くという一般の感覚からすると何だかよく分からないことになるのでしょう。普通、発見と言ったら、瞬間的に見つかるようなことを思い浮かべますもんね。

ちなみに、どれだけデータを増やしても100%にはなりません。最近「クマのプーさんの哲学 (著:ジョン・T・ウィリアムズ、訳:小田島雄志、小田島則子)」という本を読んだのですが(クマ系の私としては読まないわけにはいきませんでした)、その中に、「科学と非科学の違いは何だ?」という話がありました。そして、ポパーという哲学者いわく、「反証可能であれば科学」なのだそうです。例えば、ある天文学者がある時刻のある位置に彗星が現れると予測したのに現れなかったとしたら、その予測は反証可能ということになります。したがって、これは科学的な発言と言えるのだそうです。

ということは、間違っている確率が僅かにでも残っていることこそが、科学的ということになるのでしょうか?難しいものです。

話は変わりますが、この本はかなり強引に哲学に結びつけているきらいもありますが、クマのプーさんはただの童話ではないとは私も以前から思っていました。ディズニーのプーさんしか知らない方は、原作のプーさんを読んでみることをお勧めします。

なんの話だか分からなくなってきましたが、
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プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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