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そんな理不尽な・・・

震災に原発事故が重なったため、これまでのような冒頭のこぼれ話などを書かずに、ネタも無関係な物理ネタではなく原発関係で何回か書いてきましたが、通常に戻ることにします。どう考えても事態が落ち着いたとは思えませんが、私自身専門家でもないのでろくなことは書けないし、専門家でも情報が少なくて判断できないことが多いようなので。

さて、まずはこぼれ話(かなり長いです)から。

研究所の私の電話に留守電が入っていました。それを聞くためには、まず音声ガイダンスに従って設定をしなければなりません。イギリスの研究所なので音声ガイダンスはもちろん英語です。

音声ガイダンス:「まずは4-10桁の暗証番号を設定し、ボイスメールを登録し、…」

フムフム。なるほど。

「Press 8 key in your options.」

あれ?さっき4から10桁って言ってたはずなのに。聞き違えたかな。まあいいや、8桁の暗証番号にしようと思っていたから。(8けたの番号を押す)

「Press 7 key in your options.」

??????????????????
いったい何をさせたいのだ、この音声ガイダンスは?
まあ、仕方がない。(7桁の番号を押す)

「あなたの暗証番号は********と設定されました。」

なぜ2度も聞いたのだ?
しかも、私が入力したのと微妙に違っているではないか・・・

ここからはわけが分からず、挙句の果てには音声ガイダンスに従っていたはずなのに、全然関係のない人に内線をかける始末。

呆然とした後、もう一度トライして、ようやく分かりました。

“8”を押してから、暗証番号を入れろっていうことね。

“key 8”っていってくれよ、と思いつつも、イギリス人には普通に通じるわけだし、そのくらい分かれよ、って話ですかね。


さて、本題です。
今日のは、ほとんどグチです。

アメリカ光学会(と日本語でいうんだろうか)のOptics Lettersという論文誌に投稿していた論文が掲載拒否と判定されました。

それなりに権威のある論文誌には「査読」という制度があって、論文誌の編集者が投稿された論文を別の専門家にまわし、新規性があるかどうか、科学的に正しいか、などを判定してもらって掲載の可否を判定するわけです。逆に言えば、査読付きの論文誌に掲載されている論文は、第3者の専門家の審査をパスしているということになるわけです。

要するに、私たちの提出した論文は審査に通らなかったわけですが、どうして掲載拒否なのかの理由が査読者のコメントの中に書いてあります。それが納得いかないのです。

論文の内容についてはここではふれませんけど、最も納得がいかなかったコメントは、
「それが(この論文によって)最初になされたわけではないはずだが(英語で”most likely”)、著者自身が書いたもの以外の文献が参照されていない。」

「じゃあ、先行研究があることを示してよ!」
とさすがに温厚な私も言いたくなります。だって、反論しようにも、ないことを証明するのは無理ですもん。

反論したいけど、編集者は論文を掲載拒否することを決めてしまったので、同じ雑誌に投稿するなら反論を含めた論文を別の新たな論文として提出するしかないそうな。

もっとも、この論文の中身は、今まで長いこと無視されていたものが実はあるんだ、と主張する論文なので、査読をパスするとなると、査読者がそれを認めたことになるわけです。そう考えると、査読者もより慎重になるだろうし、難しい判断を迫られるんでしょう。

ただ、そうだとすると、常識を覆すような論文ほど、論文誌に掲載されづらくなるというジレンマが生じるかもしれません。

次の投稿先は日本光学会のOptical Review誌。こんな理不尽なコメントだけはやめてくださいね。…なんて、ここで言っても仕方がないか…

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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