目標があると頑張れる

サッカードイツ代表キャプテンのバラック選手が大怪我をおい、ワールドカップ絶望だそうです。

ペンネーム(バラッくま)に名前を勝手に頂いている一ファンの私としては、残念でなりません。

近年のドイツは知名度の高い選手が少なく前評判が低いですが、地味にいいところまでは行きます。

でも、バラック抜きじゃ今回はさすがに厳しいか…

それでも、懸案だった決定力が本当に不足しているのかすら分からない惨状の日本代表よりはマシかと思いつつ、本題です。


今日は太陽光発電ロードマップ(PV2030+)から。
https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/kaiken/BE/nedopressorder.2009-06-08.2039491773/gaiyou.pdf

ロードマップというのは、将来の技術動向や需要を予測して、いつまでに何を目指すかをまとめたものです。PV2030+は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)という独立行政法人がまとめたもので、太陽光発電に関する2050年までの目標を記載しています。色々書いてありますが、重要なのはp. 3の図2と表1だと思います。

"Grid Parity"という耳慣れないキーワードがありますが、ざっくりいって、問題は如何に電力量あたりのコストを下げるかということで、そのために太陽光から電気への変換効率を上げるなり、製造コストを下げるなり、寿命を延ばすなりしていくということでしょう。今は40円/kWhくらいだそうですが、これを2050年に約1/6の7円/kWh以下にする事を目標にしているようです。

太陽電池に限らず、エネルギー技術というのはコストとの戦いのようです。とりあえず石油に並ばなければいけませんから。時価ですけど、120円/リッターくらいですから、ジュースなんかより遥かに安いんですよね。比較の対象がおかしいでしょうけど。まあとにかく、現状ではコストで石油に勝つのは難しくて、新技術はまずそこを何とかしなきゃいかん、というのは間違いないようです。

このロードマップ通りに進むと、太陽光発電の進歩が私の人生とタイミング的にオーバーラップします。孫に「私の若い頃はこんなのなかったんだよ」なんて話すんでしょうか。ただ、予定通り進んでも賄えるのは2050年に全電力量の10%くらいのようです。「あれ、そんなもんなの?」と思ってしまいましたが…。鳩山首相はいつまでだか忘れましたがCO2を25%削減とか言ってましたっけ?どんな算段なのか、詳しく伺いたいものです。

あと、「クライメートゲート事件」などで批判されているように、地球温暖化が嘘だったらどうしましょう?化石燃料の枯渇を考えれば太陽光発電は必要でしょうけど、開発のタイムスケールも、金や人の投資の規模も全く変わってきそうです。「CO2で地球温暖化が起きないと研究開発目的に疑問が出てしまうから困る」なんていう都合は抜きにして、臨機応変に見直すことも大事なんでしょう。人もお金も限られてますから。

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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

バラッくま

Author:バラッくま
色々あったのち東京深川在住の科学技術系の研究者。
クマに似ている。最近はカピバラにも似ている。
専門: 量子エレクトロニクスなど。
休みのときは、(有休を取ってまでして)落語、スキューバダイビング、スポーツ観戦(相撲など。両国が近いのでうれしい。)、音楽鑑賞などを少しずつ。

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